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【イベントレポート】「旅して学ぶ」から「旅して地域と共創する」へ。東京都清瀬市で開催された協議会初の“ミッション型サミット”を振り返る!

事務局旅と学びの協議会

旅と学びの協議会では、2026年6月20日(土)〜21日(日)の2日間にわたり、東京都清瀬市にて第7期第1回サミット「清瀬サミット」を開催いたしました。

今回のテーマは「日常をちょっと豊かにする郊外型観光」。協議会会員をはじめ、自治体、企業、教育関係者、学生など約25名の参加者が集まりました。
本記事では、「旅と学びの協議会が目指す新しい旅のカタチ」を知っていただけるよう、熱気あふれる2日間の様子と得られた成果をお届けします。

1. なぜ今、清瀬市なのか?「飾らない日常」に眠るポテンシャル

今回の舞台となった東京都清瀬市は、池袋駅から電車で約20〜30分という抜群のアクセスを誇る地域。武蔵野の豊かな自然や農業、さらには結核療養地やハンセン病療養所をはじめとする独特な医療の歴史、地域文化が今も息づいています。
一方で、地域現場では以下のような課題も抱えていました。

  • 優れた地域資源があるものの、認知が不足している
  • 訪れる人が「わざわざ訪れる理由」を見出しにくい
  • 魅力的な素材が点在しており、活かしきれていない

原田 ひろみ市長からも「清瀬は“日常そのものが旅の価値になる街”そんな可能性を持つ地域です」という言葉が寄せられたように、清瀬市にはこれからの新しい観光の形を体現するポテンシャルが秘められています。そこで旅と学びの協議会では、単に「地域を訪れて観光する」だけにとどまらず、「地域課題をともに考え、未来を共創する旅」の実証フィールドとして清瀬市でのサミットを企画しました。

2. 協議会初の挑戦!参加者が“ツアーの仕掛け人”になる「ミッション型サミット」

従来のサミットは「地域を訪れ、知り、学び、交流する」という流れが主流でした。しかし今回の清瀬サミットでは、協議会として初となる「ミッション型サミット」を導入しました。
参加者は単なる「観光客」ではなく、地域課題を深く理解したうえで自ら「ツアーの仕掛け人(共創パートナー)」となり、地域の未来に向けた観光提案を行うというミッションに挑みました。

2日間のフィールドワーク行程

主な訪問先・アクティビティ

Day1:地域を知る》
清瀬市郷土博物館、中里の富士塚、結核研究所、豪華列車「夢空間」、ハンセン病資料館、商店街散策、地域住民との交流、振り返りセッション、地域関係者との懇親会

Day2:地域を体感する》
古民家見学、保全林・金山緑地公園散策、地域企業講話、養蜂施設、気象衛星センター、農業体験、振り返りセッション

参加者は「クリエイションシート」を片手に地域を歩き、清瀬らしさや「わざわざ来る理由」を考察しながら、熱心にフィールドワークを行いました。

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集合早々、清瀬駅にて中森明菜さんとの一枚
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清瀬市郷土博物館にて地域の富士講を案内してくれる「先達さん」との一枚
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みんなで中里の富士塚に登頂しました!
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清瀬の新たなランドマーク豪華客車「夢空間」の前にて
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豪華客車「夢空間」車内のダイニングカーにて復刻カレーを賞味
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ようこそ、清瀬へ〜〜
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結核予防会結核研究所にて清瀬市と結核との歴史について学ぶ
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国立ハンセン病資料館を真剣な眼差しで見学
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清瀬市指定有形文化財、武蔵野の文化を伝える古民家「旧森田家」にて
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日本の気象衛星「ひまわり」のデータ処理と運用を担う
中核施設気象衛星センターにて
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観測データを処理し、線状降水帯や台風などの数値予報・気象予測を行う
最先端のスーパーコンピュー前にて
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懇親会でお出しした清瀬の野菜で作られた特別メニュー 〜旬菜魚 にて〜

3. アンケート結果で見る「清瀬らしさ」と「旅して学ぶ価値」

サミット終了後のアンケートでは、全体満足度「4.65 / 5.0」という非常に高い評価を獲得し、回答者の全員が「満足(4または5)」と評価しています。

参加者が感じた「清瀬らしさ」とは?

参加者が評価したのは、作られた有名観光地ではなく「清瀬でしか体験できない日常・学び・人との出会い」でした。

  • ありのままの暮らしと自然:池袋から約20~30分で武蔵野の雑木林や農地に触れられる希少性や、「普通の暮らしそのものが美しい」という価値
  • 「医療のまち」という唯一無二の学び:結核やハンセン病など、感染症の歴史を学ぶフィールドとして、他地域にはない学びの目的地であること
  • 「人」の魅力と温かさ:農家、ボランティア、学芸員、商店街の方々など、地域への想いを持った人々との対話

「知識」と「現実」が結びつく身体性の価値

参加者の声で特に印象的だったのは、「本や授業で学んだ知識が、現地に立つことでリアルな実感に変わった」という気づきです。

「現場の空気感を五感で体感したことで、知識と現実が結びつき理解が深まった」
「マニュアル化された観光では得られない、人の物語に触れることができた」

デジタル技術や生成AIが普及する現代において、AIは知識整理や学びの問いを深める「伴走者」になり得ます。しかし、現地に足を運び、人の温もりに触れ、五感で体験する価値(身体性)はAIでは代替できないという、「旅して学ぶ」ことの本質が改めて実証されました。

4. ホスト側(清瀬市・観光協会)が得た最大の成果

共催・協力いただいた清瀬市および清瀬市観光協会の皆さまからも、大きな手応えの声をいただきました。

  • 地域の魅力を客観的に再発見:外部視点が入ったことで、日常の中に隠れた「清瀬らしさ」や地域資源の真価に気づくことができた。
  • 共創パートナー(関係人口)の獲得:サミットを通じて、清瀬の未来を一緒に考えてくれる心強い応援者・仲間ができた(清瀬市側が考える一番の成果)。
  • 観光の新しい可能性の提示:参加者から「テーマ型観光(医療・農業・自然など)」や「点在する資源を線でつなぐモデルツアー」など、具体的かつコンサルティングに近い質の高い提案が多数寄せられた。

実際、参加者の82.4%が「清瀬市に再訪したい」と回答しており、一回限りのイベントに終わらない継続的な関係性が生まれています。
さらに嬉しいことに、サミットから約1ヶ月が経った7月に開催された「ひまわりフェスティバル」には、早くも数名の会員が足を運びました。「また行きたい」というアンケートの言葉が実際の「再訪」として早速実現しており、サミットをきっかけとした関係人口が着実に育っていることが伺えます。

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第16回清瀬ひまわりフェスティバルに訪れた協議会メンバー

5. 課題を糧に、さらなる「共創プラットフォーム」へ

今回のミッション型サミットは多くの成果を生んだ一方で、次なる改善点も明確になりました。

旅と学びの協議会は、今後も単なるサミットの開催にとどまらず、蓄積された知見を地域へ還元しながら、地域とともに価値を創り出す「地域伴走型プラットフォーム」として進化を続けてまいります。
今回の清瀬サミットで生まれた提案や成果は、今後の清瀬市・観光協会へのフィードバックや、協議会内の研究・カレッジ活動へとつないでいく予定です。

ご参加いただいた皆さま、そして温かく迎えてくださった清瀬市の皆さま、ありがとうございました!

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地元の新鮮な朝採れ野菜を使用するレストラン
「イカバル×肉バル Haru」さんにて
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